あるまのつぶやき #2
こんにちは、あるまです。
昨日の続きです。
まず、受験勉強を開始するにあたって何をしたか。
参考書を揃えること。
初心者向けの。
英語に関しては中学まではほぼ完璧だったのでとりあえずsvocとは何か、から。
国語は中学からサボり続けた漢字から。
周りが出来ていることに悔しさを感じ、毎日本気で勉強した。
学校に残る理由はない。
部活もなければ話す友達もいない。
そんなことより勉強。
授業が終わるや否や、即教室を抜け帰宅。
家に着いたらすぐに前日の復習。
前日の内容すら分からない自分に腹を立て、参考書のページを破いたこともある。
だが、諦めるわけにはいかなかった。
中学の時のライバルからの連絡。
何故そんなに落ちこぼれたのかと。
周りのレベルが高いことを奴は知らない。
悔しかった。
しかし、自分だけではどうする事も出来なかった。
そして、受験勉強を開始して1ヶ月。
母親からある提案が。
今までの塾をやめて、大手の河合塾に変えないか、と。
今までの塾は地域密着の小さな塾で、大学受験に適しているとはお世辞でも言えなかった。
今までの塾と河合塾との費用はほぼ同じ。
河合は大手で教師やサポートも手堅い。
これは自分にとって大きなチャンスだった。
だが、不安もあった。
今までは小さいからこそ良かった面が大きかった。
しかし河合はどうだろう。
校舎は7〜8階建。
教室も今の塾の倍ほど。人も多い。
ふと、高校に入った時のことを思い出した。
人が増えたことによる不安や恐怖。
だが、また同じことを繰り返すのは嫌だった。
だから、あるかないかも分からない勇気を出した。
この勇気は僕の受験を大きく左右することになる。
続く